大橋直久

ローリング・ストーンズの名曲ランキング~歴代ベスト

イギリスが生んだ史上最強のロックバンドの一つ、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の歴代シングルの名曲(名盤)ランキングです。ストーンズ史上で最高傑作の曲は?――米ローリングストーン誌が「ベスト100」を2013年10月に選出しました。動画(Youtube)付きでランキングにしました。(大橋直久)


順位 曲名 解説
「ギミー・シェルター」
(Gimme Shelter)

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1969年11月発売のアルバム『レット・イット・ブリード』に収録。 米英でシングル化されなかったが、ストーンズの代表曲となった。 イントロのギターからダークな世界に引きずり込まれ、ゾクゾク感が止まらない名曲。 キース・リチャーズの演奏がさえわたり、 ミック・ジャガーとバックコーラスの女王メリー・クレイトンによる終盤の掛け合いも圧巻。
「サティスファクション」
((I Can't Get No) Satisfaction)

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1965年6月発売。4枚目のシングル。 ストーンズを世界的な人気バンドにした代表曲。 アメリカで初の1位となり、1965年の年間チャートでも3位。 2010年に発表された「ローリング・ストーン誌が選ぶ史上最も偉大な曲(オールタイム・グレイテスト・ソング)500」で2位となった。 フラストレーションを抱える若者の心理が表現された歴史的な名曲とされている。
「悪魔を憐れむ歌」
(Sympathy for the Devil)

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動画
1968年12月発売のアルバム『ベガーズ・バンケット』のオープニング曲。 米英でシングルカットされなかったが、ストーンズ的なあやしさ、カッコよさが満載の代表曲として歴史に残る。 パーカッションを取り入れたサンバ的なリズムが印象的。
「ストリート・ファイティング・マン」
(Street Fighting Man)

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1968年のシングル。アルバム『ベガーズ・バンケット』収録。 歌詞が政治的。ベトナム反戦デモに触発されて書いたという。 デモは、ロンドンにあるアメリカ大使館で行われ、2万5000人が参加。 ミック・ジャガーも参加した。 使用されている楽器のうち、エレキはベースのみで、それ以外はアコースティック。 ブライアン・ジョーンズのシタールなど、インド楽器の演奏が光る。 「ストーンズの中でもっともカッコイイ曲の一つ」と評価する人も多い。
「無情の世界」
(You Can’t Always Get What You Want)

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1969年7月発売のシングル「ホンキー・トンク・ウィメン」のB面として最初に登場。 そのときは短いバージョンだった。 その後の12月にリリースされたアルバム『レット・イット・ブリード』では、 聖歌隊のコーラスが加わり、 7分を超える壮大なバラードになった。 タイトルの意味は「欲しいものがいつも手に入るとは限らない」。 多くの人の心の支えになった慰めの歌。
「黒くぬれ!」
(Paint It, Black)

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1966年発売。全米1位のヒット曲。ストーンズのダークで不良っぽさがあふれる名曲。 ブライアン・ジョーンズのシタールの演奏が高く評価された。古典ロックソングの一つとして多数のミュージシャンにカバーされている。
「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」
(Jumpin' Jack Flash)

動画(ライブ)
1968年発売。ストーンズの代表曲。 日本の音楽雑誌「レコード・コレクターズ」が2012年に選んだストーンズの「ベスト・ソングズ100」で1位。同誌の読者投票でも1位に輝いた。 ストーンズの黄金期を象徴するストレートなロックナンバー。 とりわけキース・リチャードのギターのリフが、絶大な支持を得ている。 アレサ・フランクリンのカバー曲(1986年)も有名。
「ブラウン・シュガー」
(Brown Sugar)

公式動画(ライブ)
1971年のシングル。全米で1位の大ヒット。年間チャートでも18位にランクインした。 史上最高のギータ曲の一つと言われており、ローリングストーン誌も「最も偉大なギターソング」の2位にランク付けした。 とくにイントロのリフは有名。 ブース調で、ノリの良さは抜群。 コンサートでも盛り上がる。 アルバム『スティッキー・フィンガーズ』にも収録。
「ワイルド・ホース」
(Wild Horses)

動画(歌詞付き、アコースティック)
1971年発売。カントリー・ミュージック調のバラード。美しいアコースティック・ギターが特徴。 ミック・ジャガーの歌唱力もさえわたる。 アルバム『スティッキー・フィンガーズ』に収録。
10 「アンダー・マイ・サム」
(Under My Thumb)

公式動画(ライブ)

動画(ライブ)
1966年発売のアルバム『アフターマス』収録曲。米英ではシングルカットされなかったが、熱烈な支持者が多い曲の一つ。時代を越えておしゃれ。 冒頭からひたすら続く木琴(マリンバ)の音が印象的。 歌詞の意味は「あの子はオレの言いなりさ」。
11 「ホンキー・トンク・ウィメン」
(Honky Tonk Woman)

動画(ライブ)
1969年のシングル。 ストーンズ史上最大のヒット曲の一つ。 アメリカで4週連続1位となり、100万枚以上売れた。年間チャートでも4位。 キース・リチャーズの持ち味である「5弦オープンG」という技法が駆使された代表的な曲とされる。 ルーズなノリが魅力。 米国南部のカントリーやサザンロック(スワンプ・ロック)の影響を受けている。 詩はセクシャルな内容。 同年発売のコンピレーション・アルバム『スルー・ザ・パスト・ダークリー (ビッグ・ヒッツ Vol.2)』に収録。
12 「一人ぼっちの世界」
(Get Off of My Cloud)

公式動画(ライブ)
1965年発売のシングル。 世界に衝撃を与えた傑作「サティスファクション」の次の曲であり、 世間の期待に見事にこたえた。 商業的にも成功し、サティスファクションに続いて全米1位となった。 ミックのまくしたてるような歌いっぷりが魅力的。 演奏もすさまじい勢いを感じさせる。
13 「ミッドナイト・ランブラー」
(Midnight Rambler)

公式動画(ライブ)
1969年発売のアルバム『レット・イット・ブリード』収録曲。 シングルカットされていない。 変化に富んだブルース調ロックの大作。 往年のファンから熱烈に好かれている曲の一つ。 とりわけライブでの演奏が称賛を浴びている。 キースのギターやミックのハーモニカ、ハープ演奏も高評価。 Ramblerとは「徘徊者」の意味で、 連続殺人犯を題材にしているという。 ライブバージョンは、ライブアルバム『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』(1970年)に収録されている。
14 「夜をぶっとばせ」
(Let's Spend The Night Together)

公式動画(2006年の埼玉でのライブ)
1967年に「ルビー・チューズデイ」との両A面シングルとして発売された。 「一緒に夜を過ごそう」というややセクシャルでシンプルな歌詞。 キャッチーでアゲアゲ調のサウンドと、ミック・ジャガーの色気のあるボーカルが魅力。
15 「ミス・ユー」
(Miss You)

公式PV
1978年発売。当時流行していたディスコのサウンドが取り入れられた。 ブルースの雰囲気もあり、 ストーンズらしいワルっぽい感じの歌になっている。 ストーンズにとって8曲目の全米ビルボード1位となった。またこれ以降は1位をとっていない(2018年6月現在)。 アルバム「女たち(サム・ガールズ)」収録。
16 「ビースト・オブ・バーデン」
(Beast of Burden)

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1978年に「ミス・ユー」の次のシングルとして発売された。アルバム「女たち(サム・ガールズ)」収録。全米8位。 ストーンズを代表する泣きのバラード。 ワイルドな男が甘えながら求愛している歌。 薬物問題が深刻化していたキース・リチャーズが主に作曲した。 1976年に正式メンバーとして加入したロン・ウッドとキースが、息のぴったりあったギターのコンビネーションを見せている。 日本のロックバンド「ズボンズ」のドン・マツオは「レコード・コレクターズ増刊 ザ・ローリングストーンズ名曲ベスト100」の中で、「2人のギタリストを抱えるバンドにありがちな『リード/サブ』という関係を高く超えた演奏。とりとめのないプレイのようでいて、演奏の隙間隙間を縫って印象的なリックが浮かび上がってくる。何度聴いても飽きがこない。その”とりとめのなさ”の中からメロディを引き出しまとめたミックも素晴らしい。曖昧で芯のないない絡まりが大きな流れを作り出す」と評している。

出典:
https://www.rollingstone.com/music/music-lists/100-greatest-rolling-stones-songs-40475/jumpin-jack-flash-1968-98436/

参考:
レコード・コレクターズ増刊 ザ・ローリングストーンズ名曲ベスト100